1978年に開場されたシャティン競馬場は、1周1899mの右回りコース。直線430mは阪神競馬場の外回り芝コースとほぼ同じ長さだ。2コーナー入り口から向正面は緩やかな上り坂となっており、3コーナーからゴールにかけて緩やかな下り坂となっている。急坂の存在しない阪神競馬場というイメージだ。

場所柄雨が降りやすく、洋芝を導入していることから道悪の重たい芝になりやすい。水はけはいいとはいえ、パンパンの良馬場になる回数はそう多くなく、重い馬場もこなしている実績があると心強い。

向正面奥、シュート部分からスタートするシャティンの1600mコースは、スタートから3コーナーまで700m以上あるコース。コーナーを曲がれば400m以上の直線が控えており、コースのほとんどが直線コースに近いレイアウトとなっている。スタートから3コーナーまで距離があり過ぎるくらいあるため、外枠でも十分ポジションを確保することができることから、やや外枠有利と言えるコースだ。